中里さんとのセッションを通して、
自分が「周りからどう見られているか?」
また、「園長なんだから」という心のしがらみがあったことに気づくことができました。
そして、自分にまとわりついている「園長」「保育者」「お姉ちゃん」「母親」などなどの物を取り払い、
「本当の自分に帰る」ことを見つめなおすことでとても楽になり、
くよくよと悩むことがとても少なくなったように思います。
悩みの原因となっていた事例、
その時の相手の思いなどは、
その人が私に抱いた思いであって、
私自身がその人に対して決してマイナスなイメージやいやな思いを抱いていたわけではありません。
たまたま相手はそのようにうけとってしまっただけで、
それはそれで仕方がなかったことだと手放せるようになりました。
自分自身が行ってきたことに対して、
振り返り見直すことで、心の整理ができたと思います。
そしてセッション後に、
自分が悩んでしまったことをもう一度振り返って、
「悩んじゃったのね」「そうだったね」「そんなこともあるね」
「次はどう考えたらいいかな」と自分と対話するようになりました。
また、このときに母親との関係を振り返る機会がもてたことも、
非常によかったと思っています。
「自分は長女でいつもいい子でいるべき。」
「周りを気にするべき。」
「小さい妹や弟のためにはいつでも我慢をするべき。」
などなど、
今の自分を形成する“根っこの観念”を見つけられた気がしました。
そして、かなり高い頻度で、
「おまえはだめだ。お姉ちゃんなのに。こんなこともできないのか」
などと言われ続けたことで自分に自信がなくなり、
いつもまわりの目を気にするようになっていったのだろうと気づくことができ、
それを否定せず、あるがままに認め、
それが今の自分のルーツだという認識をもつことができました。
ここでまた一つ、楽になれたように思います。
以前から、物の見方については興味があり、
自分自身「ポジティブ」になりたいと考えていて、
「この苦しいことは、決して乗り越えられないものではない。神様はその人に超えられるはずの苦しみしか与えない」
ということを考えるようにしていました。
そして、このことはこのときのセッションでも、
ふと浮かんできたことだったので、
より強く自分の中に入っていけたのだと思います。
このセッションでの気づきが、
自分のそれからの考え方に大きく影響したと感じています。
何か、仕事上でマイナスのことが起きても、
いったんあるがままに受け止めて、
「一体これはどういうことだろう」
「なんのために起きていることだろう」
と立ち止まるようになり、
「本当の自分」はどう考えるか、
また「囚われの自分」はどう感じたか、
を客観視することができるようになりました。
そのために、すぐに落ち込んだりいらいらすることが激減したと思います。